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NHKオンデマンドに登録し、『ドキュメント72時間』を見まくった。ドキュメント72時間おもしれ~~ なんでこんなにおもしろいの。金銭的・時間的コストも安いし、特殊な機材もいらないし、撮り手の力量に大きく依存しない。それでいてどの回もしっかりとおもしろい。すごいよ、このスタイルを見つけた人は。ドキュメントの革命だ。

正式なナンバリングとはズレているかもしれないが、Amazon Prime経由で見たときの番号で記録している。

 

284. 礼文島 桃岩荘ユースホステル

まずこの回を見るためにNHKオンデマンドに契約した。びっくりした。桃岩荘ユースホステルじゃん!!

桃岩荘ユースホステルは北海道の日本最北限の離島、礼文島にあるユースホステル。俺は20歳の頃に初めて訪れてから何度か行っている。いろいろなメディアで取り上げられることが多いが、歌と踊りのユースホステルとして有名。

なにかにつけてみんなで大きな声を出すことがある宿、しかも相部屋なので、コロナウイルスとの相性が最悪だった。そのため2020年から2年間は完全休業。もともと老朽化や人員不足、経営のむずかしさから「今年で終わりなんじゃないか」という話が毎年出ていたような状態だったので、この休業で本当に歴史が終わってしまうと思っていたが、去年から営業を再開。よかった。

不動産業のお姉さん。20歳のときに一度桃岩荘を訪れて、54歳になったいま、ふとこの宿のことが気になり、なぜあの時来たのか確かめにやって来たそう。そのことを「伏線回収」と呼んでいてよかった。表情がすてきな人。

歌と踊りの宿がこうして営業できるようになって本当によかったと思う。宿に50年を超える歴史があって、それだけのホステラー(宿泊客)がいて、その歴史がコロナによって失われてしまわなくて本当によかったと思う。すこしだけ人生を明るい方向に変えてくれる宿。これからも、可能な限り続いてほしい。

 

286. 黄泉平坂(よもつひらさか)

(285は特別編なのでパス)

黄泉の入り口として『死』に近いスポットなので、身近に不幸があった人に注目があたる。

おばあちゃんやおじいちゃんを亡くした人が思い出を語る。自分は祖父母とそこまで親しい関係ではなかったので、自分と違う人がこんなにいるんだなと思う。自分と違う人がこんなにいると知ることができるのがこの番組のいいところだ。自分と違う人がいることを理解できないと周りの人に迷惑をかけてしまうから。

ただあえて言うなら、ドキュメンタリーを作る側から『死』に近づいてほしくないかも。どこか、作る側の「ドラマチックなエピソード来てくれ!」といういやらしさを勝手に感じてしまう。いやらしさを抜きにしても、だれにとっても『死』は単純にドラマチックだから『死 = ドラマチック』という結びつけもちょっと短絡的な気もする。もっとそこらへんの、とるにたらない人生を見せてくれ!

 

287. 福岡 ボートレース場前の酒場にて

これこれこれ~~~!! オープニングからベロベロになって歩けないおじいちゃんが出てきて爆笑。最高!!!

ボートレース場内ではお酒が飲めないからこういうところで飲むらしい。場内ってお酒飲めないんだ!? 知らなかった。日本酒の自販機 そんなのあるの!? コンビニコーヒーみたいな機械で日本酒が出てくる。未知すぎる。

ボートレースに賭けながら「私の人生だから遠慮せずにやりたいことをやろうかな」と語りながら涙を流す品の良い女性。競艇場前の飲み屋でそんな美しいことを言って泣くんだから沁みるよな。

ボートレースたのしそうだな。ポップな面だけを見せてくれているんだろうが。「ボートだけ道楽や」いいセリフ。焼肉弁当おいしそう。

 

288. 歌舞伎町の美容院

ホストとホストの間に急に出てくる『パラッパラッパー』のディレクター(?)。ボディビルの試合に出るらしい。髪を切ったら「勝ちたい」という気持ちが湧いてきたといっていってよかった。

歩合制だから頑張れるんじゃないですかというパーソナルトレーナー(キャバクラっぽい形態のお店)(そういう店があるんだな)。会社員もやっていたけど、自分の頑張りがそのままお金になるこの街に帰ってきてしまったと言っていてよかった。俺もいま働いていて、自分がどう仕事しようが本当になにも変わらないという気持ちがある。意識というよりは感覚として。自分の働きがお金につながっている感覚がない。稼いでいる喜びみたいなものは感じない。それよりはこういう世界のほうがより本能的というか、より根源に近い感じがする。会社員やっていて必死になれる人ってちょっと変だもんな。

 

289. 白樺峠 鷹を見上げる峠で

バズーカのようなカメラ、バズーカすぎる。

ほかのバードウォッチャーの集団から離れてひとりでタカを見ている人。定年退職してからはシーズン中に何度もここへ来てタカの写真を撮っている。ここではやりがいを感じる。会社はイヤだった。本当にイヤだった。人間関係がイヤだった。とにかくイヤだった。この人の言う「会社はイヤだった」が本当にイヤそうでおもしろかった。心底イヤそうだった。そんなにイヤな会社を定年まで勤めあげてすごいよ。「こういう人間だから、群れずに行動するタカに惹かれる。いまがいちばん楽しいんじゃないですかね。」と言っていた。楽しくない40年を過ごしたこの人が定年後に楽しいことが見つけることができてよかった。心からそう思う。

ドキュメント72時間はいろいろな種類のふつうの人が出てきてよい。自分と似ている人も自分と違う人も出てくる。

今日見たなかではこの白樺峠の回が特によかったな。

 

290. さよなら思い出のリフト

妙見山(みょうけんさん)にある一人乗りのリフト。63年の歴史があるが、2023年12月をもって営業を終了する。

いい回だった。あんまりメモとらなかったけど

研究職の人が自身の仕事とリフトを重ね合わせて「新しいものを開発することで使われなくなるものがある」と言っていたのが印象深かった。

 

 

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