| ビスコ in ブラジル | ― |
| ホームラン王への道 | 〇 |
| プロ野球チップス | ― |
| 夏おせち | ― |
| 証明問題 | ― |
| 失礼クリエイター | ― |
| バイオブリッツ | ― |
| 真・オモコロ自己開示王 | ― |
| キルミーベイベーは復活するんだ | ― |
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ホームラン王への道
日付・球数・前に飛んだ球・クリーンヒット

8/19 120 54 29
テーピングがうまくなってきた。
皮がやぶれているところをうまく保護できている気がする。バッティング後には皮がベロベロという感じではなくなってきた。ただ痛みはあまり変わらないのでボールが詰まるとマジで本当に痛い。
8/20 240 95 32
魂の240球。死にそう。帰る足がフラつくほど全身から汗が出た。
ここにきて新たな気づきだが、右肩を下げるというか、上半身の軸を多少前傾にするとバットが当てやすい。いわゆるレベルスイングになるのだろう。たしかに野球選手ってあんまり上半身まっすぐで打ってないかも。極端にいうと無明逆流れぐらいの気持ちでやるとけっこう当たります。

8/21 120 32 13
ここにきてまた下手になってきた。当たれよ。
8/22 120 40 13
あたんね~
8/23 120 36 10
あたんね〜
身体がボールを迎えに行ってしまうのでしっかり後ろで待たなくてはいけない。頭ではそう思うのだが、しかしこれが意外と難しいねんな。

8/24 120 64 33
ひさしぶりにまあまあ当たったのでよかったなと思った。
バッティングセンターにイチャイチャしにきた大学生カップルの彼女のほうが「え〜わかんなーい> <」って言いながらホームランを当てていて「えっ」と思った。
8/25 120 46 29
当たらないというわけでもないが、当たっているというわけでもない。もうすこしうまくなってほしいと思う。
8/26 120 30 12
あたらん
8/27 120 77 39
かなりあたる
ボールをよく見ると当たるという、あまりにもしょうもない結論に至った。

8/28 120 41 22
金曜日の夕方のバッティングセンターはにぎわっている。
バッティングセンターの玄関ですれ違った小学生たちが「あした頑張ろうぜ!」という声かけと共に別れていった。そうか、あしたの土曜日は試合なんだな。ヒットが打てるといいなと思う。あらためて考えてみると、このバッティングセンターにいる多くの人たちには、試合があるんだな。本番の試合のためにバッティングセンターに来て練習するなんて、そんなのはあたりまえすぎることなのかもしれないが、私の生きる動線のなかには野球の試合というものが存在していないので、気づいていなかった。そうか、みんなには試合があるんだな。すこし取り残されたような気持になる。
きっと試合で打つヒットというのはバッティングセンターのヒットとは違うんだろう。試合の緊張感のなかで、限られた打席で、すべての視線を集めるなかで放つヒットは、おおげさに言えば「生まれてきてよかった」と思えるぐらいの強い自己肯定になるだろう。それはどこまでいっても俺には届かないもので、とてもうらやましい。もう野球なんか辞めてやると思うような瞬間もたくさんあるのだろうが、ひとつでも多くのヒットを打って、みんながいつまでも野球を好きでいられたらといいなと思う。
8/29 120 52 26
当たらなくもないが、当たってもいない(こんなんばっかり)
9/3 120 80 32
この日はあまりチップなどもなく、かなりの割合でゴロ以上の打球が出た。ライナーや長打コースの打球もそこそこ出てよかったです。

9/4 120 72 46
ヒット性の当たりが多く出た。
いまさらですが、カウントについては『ゴロおよびフライ以上』が『前に飛んだ球』(今日でいう72)、『前に飛んだ球のうち、ライナー性の当たりおよび長打コースの打球』を『クリーンヒット』(今日でいう46)としています。
クリーンヒットという言葉を使うとちょっと実際のニュアンスと違うかもな。クリーンヒットじゃないものも含んでいる。ちょうどいい言葉があるのだろうか。
9/6 120 54 33
だんだんと強い当たりを出せるようになってきたと感じる。
ごくまれに、キャプテン翼のシュートみたいに、バッティングセンターの緑色のネットに突き刺さるような打球を打つことができてうれしい。
バッセンの店員にはバスケ部出身のお兄さんのほかにも若いお兄さんがいるのだが、きょう私が行ったらそのお兄さんがマシンで打っていた。めちゃめちゃうまかった。うまい人のバッティングって打球音の音圧がすさまじくてビビってしまう。この人はさすがに野球部出身だろう。

9/7 160 89 49
重い打球音でハデに飛ばす人がいたので覗いてみたら中学生ぐらいの男の子でびっくりした。体重もまだまだそんなにないだろうに、すごい。どうやってんだろ。「うめ~」と思いながらなんとなく見ていたのだが、ベンチに座っていたその子のお母さんはスマホもさわらずじっと子供のスイングを見て「いいじゃん!」「うまいじゃん!」としか言わず、たしかにこういう親御さんのほうが子供ってやる気になるのかもなと思った。
というのも、バッティングセンターに子供を連れてきているお父さんというのは、全員、マジで全員、子供に夢を託しすぎているのだ。お父さんたちはとにかく息子のスイングに口を出さずにはいられない。黙っていられない。褒めることができない。あれがダメこれがダメととにかくうるさい。本当にずーっとダメダメ言っている。そんでそのダメダメの内容も、「タイミングが合ってない」とか、そんなもん打席に立ってる本人が一番わかっているようなことしか言わないのだが、とにかくダメダメ言っている。
言うまでもないが、うしろからダメダメ言われながらバットを振るなんて、これほどつまらないものはない。こういう子供たちはお父さんに「バッセン行くぞ」と言われた瞬間からもう憂鬱だろう。大人に「やれ」と言われてやるものがおもしろかったためしがあるだろうか。俺も子供のころ親父の趣味でポケバイ(ポケットバイク:子供でも運転できる小さいバイク(公道不可)。そういうのがある。)に乗せられていた時期があったのだが、日曜になるたびマジで勘弁してくれ~と思っていた。思い返してみれば人生であれほどつまらなかった時間もない。大人になってから自分の意思で乗りはじめたバイクは本当におもしろかったのに、親から強制されるとマジでうんざりするほどつまらないというのは不思議なものですね。
バッティングセンターの父親たちよ、ダメダメ言うな。意味のないアドバイスをするな。スマホを見るな。「うまいじゃん!」と褒めろ。まあ、「うまいじゃん!」だけで勝手に伸びてくれるほど子育ても楽ではないんでしょうが。

9/8 120 33 10
どうしようもないほどヘタクソになった。
昨日の俺と今日の俺のなにが違うんだよ。わからない。なにもわかりませんが、ただおそろしいほどヘタになっています。ボールがバットに当たらない。
なんかもう、ほんとうにイヤになったな。始めてからもうそろそろ半年近くなってくるだろうか。まだこんなにヘタクソなわけ? やめちまえよ。あなたには才能がありません。いいんじゃない、もうホームラン当たったことにしちゃえば。だれにバレるわけでもない。それで終わろう。バカバカしいわ。まいにち仕事終わりに遠回りしてバッティングセンター寄ってさ。もういいよ。おわりおわり。終了!!!!!!
そんなことを思いながらバットを振っていると、ポンとしょーもない内野フライみたいな球が上がり、勢いなく落ちていくと、ホームランの的にカンと当たった。
<<<♪ホームラン、ホームランです♪>>>
ゆかいなファンファーレとともに、ホームランを告げるアナウンスがバッティングセンターに響く。ホームランだ。ずっとずっと待ち望んでいたホームランが出た。
バカいえよ。
いまの打球のどこがホームランなんだよ。ふざけやがって。おまえはなにもわかっちゃいない。ホームランっていうのはな、その緑色のネットをブチ抜いて地平線の果てまで飛んでいくような打球のことをいうんだよ。あの日の右バッターボックスに立つ俺からも見えるぐらい、高く遠くに飛ばさなきゃいけないんだよ。なにがホームランだ。バカにするのも大概にしろ。
この日はホームランを打ったことをフロントに申告はせず、そのまま帰った。
あんなものはホームランじゃない。俺は認めない。ブチ抜いてやる。絶対にだ。
