260730 オールスター感想

ビスコ in ブラジル
ホームラン王への道
プロ野球チップス
夏おせち
証明問題
失礼クリエイター
バイオブリッツ
真・オモコロ自己開示王
キルミーベイベーは復活するんだ
自由記入欄

プロ野球チップス

オールスターでした。

たのしかったな~~~

オールスターは試合中ずっとなにかが起き続けているので、あえてどれを書くべきなのか迷う。レイエス選手のドタドタ激走も、オールスターなのにデッドボールをくらう牧選手も、ホームランダービー優勝とMVPの二冠をとった細川選手も、新庄監督のヘッドスライディングも、楽天カードマンも、栗原選手の捕手起用および髙橋光成選手との12年ぶりのバッテリーも、失恋を経験した万波選手のえげつないバックホームも、家族旅行をキャンセルしてやってきた柳田選手の特大ホームランも、笑顔の岸田監督も、目に映るなにもかもがお祭りだった。

そのオールスターで最も印象に残った選手が広島カープの岡本駿選手だった。投手の岡本選手が登板したのが2日目8・9回裏。つまり、彼が今年のオールスターゲームを締めくくった投手になった。私はこの日まで岡本選手のことを知らなかった。

オールスターはお祭りでありイベントであるため、ここでの成績はシーズンの記録に反映されない。そのため投げるほうも打つほうもなごやかだ。ホームランを打たれたピッチャーも笑っているし、三振したバッターも笑っている。いつものペナントレースとは違う選手の表情を見ることができるのもオールスターならではだ。オールスターにおいてチームの勝敗に強くこだわっている選手はあまりいないようだった。しかし、ゲームが後半になるにつれ、マウンドに立つピッチャーたちの顔からはだんだんと笑顔が消えていく。特にリードをしているチームのピッチャーの顔からはもうまるっきり遊びが消えている。「自分のチームが負けたとしてもそれはかまわないが、絶対に『こいつが打たれて逆転された』と指はさされたくない」。7回8回9回を投げるピッチャーからはそういう強い気持ちを感じた。序盤を投げるピッチャーは予告した変化球を投げたり、いつもは投げられないめずらしい球種を投げたりして会場を沸かす。それとは対極的に、終盤を投げるピッチャーは絶対に打たせたくないからマジの試合用のボールを投げこんでいく。なんといっても打席には日本を代表するようなとんでもないパワーヒッターたちが並ぶのだ。ちょっとでもスキを見せればいとも簡単にボールをスタンドまで運ばれてしまう。

2日目、8回裏セ・リーグ1点リードの場面でマウンドに上がったのが広島カープの岡本駿選手だった。日本ハム 田宮選手、日本ハム 水野選手、千葉ロッテ 小川選手と対決し3人でスリーアウトにおさえる。そして引き続きセ・リーグ1点リードのまま9回裏、なんとそのまま岡本選手が続投。対決したのは万波選手、西川史礁選手、栗原選手、近藤選手、ネビン選手。もう、なんか、笑ってしまう打順だ。小学生のプロスピ? 1点のリードを守りきらなくてはいけないこの場面で、この打順。2026年のパ・リーグ事情を知らない人にもわかるような例えをしたいのだが、まるで思いつかないぐらいの打線だ。ただただ、ピッチャーにとって『悪夢』としか言いようがない。この場面でマウンドに立ちたいと思うピッチャーなんているわけないよ。だって、全員、どこからでも、いとも簡単にホームラン打ってくるぞ。

終わってみれば、この悪夢の打線を相手に岡本選手は無失点で抑え切った。しかもオールスター2026 最後の3打者、栗原選手、近藤選手、ネビン選手に対しては全球ストレートの直球勝負という、あまりにも肝が据わりすぎているピッチング。しびれた。本当にしびれた。しびれたな~~ まだプロ2年目の岡本選手の投球を前に、俺はテレビから目が離せなくなった。うそだろ、本当にぜんぶストレートでいくのか。寝転がりながら見ていたはずが気がついたら身体を起こしていた。たのしい『エンタメ』を見ていたはずだったのに、いつのまにか『プロ野球』が始まってしまっていた。この2日間のオールスターでは馴染みのある選手が多いパ・リーグ側を贔屓目に見てしまっていたが、このときばかりは岡本選手を心から応援した。2アウトの場面、ネビン選手が一塁側にファールフライを上げた瞬間、 わっと声が出た。ストレートで抑えきった。俺の心に、岡本選手がボールを投げる姿が強く刻まれた。

試合はセ・リーグの勝利、岡本選手はセーブ投手として記録され、さらには敢闘選手賞に輝いた。おめでとうございます。心からそう思う。

2026年8月現在、広島カープはゾンビタバコ関連の問題の渦中にいる。どうしても、ファンにとって気持ちよくチームを応援することができない。そんな日々が長く続いてしまっている。いま、広島カープを、広島カープの選手を心から応援することは怖い。だって、裏切られてしまうかもしれないだろ。

しかし、今日の岡本選手はすばらしかった。俺は岡本選手を心から応援した。応援とは、その選手のタオルを掲げることではなく、応援歌を歌うことではなく、人の、立ち向かう姿にどうしようもなく「がんばれ!」と思ってしまう、内からあふれる止めることのできない人間の感情、そういうものであることを思い出させてくれた。私は岡本選手のファンになりました。たのしく、熱く、すばらしいオールスターゲームでした。ありがとうございました。

 

なんで中日ドラゴンズはあんなにすごい細川選手がいるのにずっと最下位なの?(夏休みこども電話相談室)

 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です