| ビスコ in ブラジル | ― |
| ホームラン王への道 | 〇 |
| プロ野球チップス | ― |
| 野ブタ。 | ― |
| 証明問題 | ― |
| 失礼クリエイター | ― |
| バイオブリッツ | ― |
| 真・オモコロ自己開示王 | ― |
| キルミーベイベーは復活するんだ | ― |
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ホームラン王への道
6/12 投げられた数 120球 前に飛んだ数 7球 クリーンヒット0球
6/13 投げられた数 120球 前に飛んだ数 7球 クリーンヒット0球
なんか急に当たらなくなりました。楽しくありません。なんかイヤになってきたな。なんでいつまでも当たらないのよ。以前「運動神経がないことを言い訳にするな、バッティングセンターでホームランを打つのにセンスなど不要」と書いたが、いや、それにしても、けっこうないかもな。運動神経が。
でも俺、俺自身も運動ができないくせに、運動が下手なやつがヘラヘラしながら「俺って運動神経ないからさ」みたいなことを言うのが昔からすごい嫌いなんだよ。「運動神経ないから」という姿勢は「生まれついたものだから」というニュアンスを多分に含んでいる。「俺が運動ができないのは俺のせいじゃないから」、そういう、自責から逃れようとする心を感じる。俺はこれが気に入らない。努力してから言え。挫折してから言え。やれるとこまでやってから、行けるとこまで行ってから、それで明らかになるもんだろ、センスっていうのは。お前に足りないのは運動神経ではない。謙虚さ、ひたむきさ、物事に真剣に取り組む気持ち、お前にはそういう一切のものが足りていない。
いや、わかる。ヘラヘラするのも、防御だということは。ヘラヘラしないと守れない心があるんだろう。俺も、身体を動かすのは苦手だし、スポーツも好きじゃないから気持ちはわかる。高校2年生のときの球技大会で、男子が12人しかいないクラスなのにサッカーで補欠だった。運動が上手か下手かと問われたら『めちゃめちゃ下手』という回答になるだろう。それでも俺は自分のことを『運動神経がない』とはあまり思ったことがない。だって、あるかもしれないだろ。俺自身が知らないだけで。
で、いま、真剣にスポーツに取り組み始めているところですが、すみません、けっこう、ないかもしれません、運動神経。ないのかよ。夢見させやがって。でも、たとえ運動神経がなかったとしても、別にそれはあまり気にならない。現在自分が取り組んでいることにおいて、運動神経の有無はあまり関係がないからだ。
プロ野球選手になりたい、あるいは甲子園常連の名門校に入りたい、というような目標があるのなら、いわゆる運動神経、センスは絶対に必要になるだろう。しかし一般人が、一般のレベルの範疇で野球を上達させるのに、センスなんかいらない。いくらセンスがなかろうが、ちゃんとひたむきに、頭を使って努力していれば周りの人間よりはうまくなる。これは野球に限らず、勉強だろうがゲームだろうが全部いっしょです。
そしてなにより、センスがなくても上達はする。俺はもう、このバッティングセンターで最も下手な人間ではなくなっている。最初のころは、明確に、視界に入る誰よりも圧倒的に下手だった。小学生より下手だった。だから打席に入って振るのもめちゃめちゃ恥ずかしかった。まわりの人間にスイングを見られるのが怖かった。誰も見ちゃいないのに、ド空振りするたび「はいはい、なるほどなるほど、ここのバッセンはこういう感じね?」みたいな仕草をしていた。でも、今はもう怖くない。うまくなっているからだ。バッティングセンターには、友達と遊びに来た野球経験のなさそうな大学生なんかが来るのだが、そういう人たちより間違いなく今の俺のほうがうまい。以前はああいう人たちよりずっと下手だった。バッセンに遊びに来るような人は野球未経験だとしてもスポーツ経験者っぽい人がほとんどで、スポーツ経験者はやはり初見のバッティングセンターでもそれなりに当たる。しかし、さすがに2ヵ月間バットを振り続けている俺のほうがうまい。俺のほうが球が飛ぶ。勝手に心の中で比べて勝った気になってしまって申し訳ないが、これはいまの俺には必要な比較だ。俺のほうがうまい。別に運動部の彼らと比べて、極端に俺に運動神経がないというわけではないのだ。