260530 むらいのバッセン

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ホームラン王への道


2時間かけて長野県は松本のバッティングセンターに赴いた。

遠かった。バッティングセンターに行くために高速道路に乗るようになってしまった。

なんでわざわざこんな遠いバッティングセンターに来たのかと申しますと、ここはバッティングのスイングスピードを計測できる設備があるためです。そうホームページに書いてあった。一度バッティングの速度を計ってみたかったんだよな。いま計っておけば、今後どれぐらい成長したか定量的にわかる。そういうのがほしくて。ほら、俺、ライターだからさ。

でまあ、このバッセンには4畳半ぐらいの室内練習スペース兼キッズルームみたいなエリアがあって、受付でお願いすればそこでティーバッティングしたり、スイングスピードを計れたりするらしい。山梨県のバッティングセンターにはこういう設備を設けているところはなかったのでこうして松本まではるばる来たというわけだ。やるぞ! と思って入ってみるとすぐそのエリアがあって、「よし! ホームページの通りだ!」と思ったんですが、そのエリアのなかで小さい女の子が遊んでたんですね。まあそれはそういうもんかと思って、受付のおじさんに「すみません、あのエリアで練習してみたいんですケド…」って言ったらおじさんが「あっ…えっと、ハイ…」みたいなリアクションしたんですよ。「えー、じゃあこちらの名簿に名前と年齢を書いてください」って渡された紙にいままでの利用者が書いてあって、眺めていくと『はると 9さい』『かなた 8さい』みたいな、上からずっーと20人ぐらいキッズの名前が書いてあって、けっこう動揺したんですけど、この段階ではもう後には引けないので、『りりあ 9さい』の下に『藤原 34歳』って書いて、順番を待った。

10分ほど、かなり気まずい心持ちで待つとピピピというキッチンタイマーの音が聞こえ、りりあちゃんママが粘るりりあちゃんを引きずり出す。りりあちゃんの弟はママに「次オレね!」と元気に叫んでいる。りりあちゃんママはりりあ弟を押さえつけつつ、俺に「すみません、すぐ出ますから」みたいな目くばせをする。逆だよりりあちゃんママ、俺なんだ。俺が「すみません」なんだ。俺の気持ちとしては、ここまでのぜんぶをなかったことにして、いますぐ帰りたいと思っている。りりあちゃんとりりあ弟は俺のことを睨むように見ている。恥ずかしい、その5文字に尽きる。俺もそんなつもりじゃなかった。俺が150キロ離れた松本まで来たのはスイングスピードを計りたかったからだ。キッズエリア乱入おじさんになりたかったからではない。弟くん、そりゃあ、お姉ちゃんが終わったら次オレの番だと思うよな。俺も次男だからよくわかるよ。俺にとっても、君の不興を買ってしまったことは全く本意ではないということだけ、それだけはわかってほしい。ぜんぜん、順番を譲るのはいいのだがこの練習エリア300円かかるから勝手にいいよと言うわけにもいかんし、なんか「どうぞどうぞ!」「いえいえ!」みたいな、そういう展開でコトが大きくなるのも余計恥ずかしいし、とりあえず、もうさっさとスイングスピード計って帰ろと思って、受付のおじさんにその旨を伝えたら「あ、スピード計測いまやってないんです…」って言われて、俺もう全部よくわかんなくなっちゃって「ヘヘェッw」って言って、10分ティーバッティングして帰った。


ティーバッティングをしたんですけどね。

たしかに、ティーバッティングって一回やってみたかったんですよ。これで練習したら自分のバットがどこを走っているのかわかる。素振りとバッセンだとそれがあんまりわからないんだよな。なのでティーバッティングができてよかったです。以上。

 

プロ野球チップス

しれっと言いますが、いまオリックスの中川圭太選手を追っています。

2試合連続の猛打賞で、現時点では交流戦首位の打率とのこと。すごいですね。猛打賞ってなんだと思ったら1試合3安打のことらしい。『2試合連続の3安打』でいいのでは?

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