251102 そんなものはアフロの前にはなんの意味もなさない


ヴァンフォーレ甲府の試合を見に行きました!!!

 


サッカー最高!!!

 


サッカー最高!!!!

 

あらためてですが、ひょんなことから観戦チケットが手に入ったためサッカーJ2の試合を見に行きました。生まれて初めてのサッカー観戦です。サッカーのことはなにもわかりません。闘莉王(サッカー知識)。

われらがヴァンフォーレ甲府がホームで迎え撃つは水戸ホーリーホック。水戸ホーリーホック、いまJ2首位とのことです。ようは、強いらしい。


応援すげーっ!!!

 


選手紹介の映像とかもめっちゃ凝ってる!! かっこいい!!

 


負けちゃった。水戸は強かった。

でも思っていたよりずっと楽しかったです!! 相手サポーターとの応援歌の応酬は気合のぶつけあいといった様相で熱気がこっちまで伝わってきました。特にいま水戸は初のJ1昇格に手が届く、という状況なのでサポーターの応援がめっちゃ力強かったです。アウェーなのに水戸サポーターめっちゃ来てた!

応援席からはピッチにいる選手の声も聞こえたり、ベンチの選手のアップの様子が見られたり、テレビと違う臨場感がありますね。楽しい!! これはたしかにファンになる気持ちもわかる。まずスタジアムがお祭りみたいでウキウキしますからね。これ毎週やってんの!? こんなお祭りを毎週やってんだ。すごいジャン!! また来たいって思いました!!

 

ほんで、俺、ヴァンフォーレの選手を見ていて思ったんですけど、ファンじゃないとサッカー選手って本当に見分けがつかないんですよ。名前もまったく覚えられない。敵も味方も。電光掲示板に何回名前が出ようとも覚えられない。全員同じに見える。そんなわけないことはわかっています。ただ、本当に、全員、同じなんです。


でもアフロの選手だけは「アフロの人だ」って、覚えられる。

この事実に俺はもう「これはえらいこっちゃで…!!」と震えていました。人間、アフロだけは見分けられるんだ。ピッチにいる22人の選手のうち、アフロの三平(みつひら)選手だけは区別ができたし名前も覚えた。アフロ。アフロかい。どんなに美しいパスを決めようが、試合を決定づけるゴールを決めようが、俺に覚えてもらえやしないんです。誰よりも遅い時間まで練習をがんばろうが、ケガの痛みに耐えてピッチを全力疾走しようが、俺に覚えてもらえやしないんです。そんなものはアフロの前にはなんの意味もなさない。俺は、それが、ほんとうにおそろしい。

俺もアフロにしなくては。

そう思った。俺が、1年かけて大作の記事を作り上げようが、あたまを悩ませて写真におもしろいキャプションをつけようが、そんなことをしても読者は俺を覚えたりしない。そんなものはアフロの前にはなんの意味もなさないのだ。

 


これで「こんにちは ライターの藤原と申します!」では。

これでは誰もお前を記憶できない。無理だ。かっこいい選手紹介の映像も見て、90分の試合を楽しんで、それなのに俺はアフロの三平選手以外に誰も覚えられていないのだから。ほかの一切の選手を覚えていない。顔も、名前も、なにもかも。思い出せない、とかではない。まず、入っていない。耳に、脳に。無理なんだ。年に3回オモコロで記事を書いて、

 


「こんにちは ライターの藤原と申します! みなさん、Jリーグのクラブマスコットの彼女で一番まつ毛のカールがエグい女、知りたくありませんか?」

では。

これではどうしたって覚えられない。

 


こうよ。

目指すべきはこう。初手で、こう。こうじゃないといけない。読者に覚えてもらおうと思ったら、こう。ストーム叉焼、あまりにもアフロ。こいつ、理解(わか)ってンだ。アフロの意味を。アフロの価値を。マジで、次回の記事からは俺もアフロになります。俺はアフロにならなくてはいけない。

 


「こんにちは ライターの藤原と申します!」

こうなってくると名前もよくないよな。この風貌で、「藤原」では。とにかくひっかかりがなさすぎる。読者の記憶にひっかかりようがない。

 


「こんにちは ライターの闘莉王(トゥーリオ)と申します!」

こういうことだよなあ。

 

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です