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自由記入欄
いま午前1時。
寝ちゃった。ちょっと横になるだけ… と思ったら寝ちゃった。てへへ。てへへちゃいまんがな。
とりあえず書くだけ書く。時間が時間なので手短に。すみませんね、だれに強いられているわけでもないのにかわいそうな顔して。あんたがやりたいって言ったんでしょ。そうです母上、私が言いました。コラショの目覚ましをもらうまではやめられない。人生、コラショの目覚ましをもらうかどうか、だから。でもコラショの目覚ましなんて、本当に要るのか？ 欲しいか？ 進研ゼミのチラシのコラショの目覚ましはきらびやかに見えるが、手に入れたとき、どうだ。その重さはきみの手に馴染むか。人がまっすぐ生きていくには北極星が必要だ。人の方位感覚はあまり当てにならない。北極星はきれいだ。北極星を目指して走って、走って、いざ北極星をつかんだとき、それはあの空の上で瞬いていたときと同じように、君の掌の上でも君を励ますだろうか。君もいずれ知るだろう。いや、もう知っているのだ。言葉を知る前から、考えることを始める前から、人はこれを繰り返し続けている。ほしいという生きるための欲、この欲はいつだって大げさに騒ぐ。けたたましくけたたましく、君が死ぬまで耳元で鳴り続けるぞ。「コラショの時計がほしいよな？ ほしいさ。ほしいに決まってる」。お、なんだかほしくなってきたな。コラショの目覚ましがあれば俺の人生はもっと良くなる。あれを目指して走らなくては。これが死ぬまで繰りかえされるのだ。目覚ましなんて、どんなものでもいいのに。どこでも売ってるぞ。探せば家にもうあるぞ。それでもほしくてたまらない、コラショの目覚まし。人はコラショの目覚ましを死ぬまで求め続ける。だれかがコラショの目覚ましを持っていれば羨ましくてしょうがない。みんながコラショの目覚ましを持っていれば不安で夜も眠れない。
たしかにコラショのCVは大谷育江だ。朝の大谷育江は格別だ。おはよう。しかし人は、コラショの目覚ましがなくても、無機質なピピピでも決めた時間に起きることができる。怯えることなく安心して眠りにつくことができる。きみにはどうか、けたたましく鳴る欲望のシンバルをまえに耳をふさいでアーアー言うことができる人になってほしい。ほどよい距離感でのお付き合いを。コラショの目覚ましがない夜がどうしても不安なのなら、能登麻美子のアズレンASMRを買いなさい。だって君はどうしようもなく男の子なのだからね。