240102

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昨日と今日見たドキュメント72時間 感想

291. 東京郊外の24時間中華料理屋

いい回だった。ぜんぜんメモってない。
特に印象的だったのは40歳で役者をやめて電気工事の仕事に就いている人。奥さんとふたりで朝から中華を食べにきていた。明るい表情がすてきで、「自分が明るければ周りも明るくなるでしょう」という言葉が印象的だった。ありふれた言い回しではあるのだが、この人が努めてそのような人間であろうとするのが伝わってくるようで、あらためて明るさは理性であるなと思った。明るい人はすごい。

 

244. 武蔵野美術大学 学園祭

2023年度最後の放送分(291)まで見たので2023年最初の放送に戻る。

3mほどある大きい麒麟の彫像を作っている学生がリーダーとして30人ほどのメンバーを統率している様子が映るのだが、こういうことができる人は学生時代からできるんだなと思った。俺にはとてもじゃないけどムリだ。相手にわかるような指示が出せないと思う。こういう芸術作品の制作って会社員の業務よりももう一歩抽象的で感覚的な共有がメンバー間で必要だと思うのだが、そういう環境で人をまとめあげて完成までいけるのはすごい。

武蔵野美術大学の学園祭の準備と当日の様子が映されるのだが、美術大学って本当に打ちのめされそうでおそろしいな。一般的な大学よりも、才能のある人はずっと早くずっと遠くに行ってしまうだろう。そういう人を近くで眺めなくてはならないこと。そして芸術は才能を視覚的に見ることができる。作品を通して、他者の才能を見てしまうし、自分の才能を見てしまう。過酷だ。

 

245. 大阪 集合アパート

オープニングから飲んだくれが集まってわけのわからんことを言っている。最高!!

大阪の古いアパートが舞台。風呂トイレなどが共用で、相場と比べて安い家賃で部屋貸しをしている。またアパートの一階部分が開放されており、そこで住人が集まって昼からお酒を飲んでいる。住民のほとんどは高齢者。

この回の主役として要所要所でスポットがあたる72歳のおっさん。この人はうるさいしがさつだし飲んだくれるしで、あんまり実在の人にこういうことを言ってはいけないと思うが、かなりダメな人だ。しかしこのアパートではそのダメな人をダメな人のまま許容する空気がある。

みんな、この人のことはダメな人だと思ってはいると思う。みんなそれなりに迷惑している様子がうかがえる。誰彼構わず悪態はつくし、ふらつくまで飲んでしまうのでみんなで部屋まで運んでいったりしなきゃいけないし。やっかいな人だ。

しかし、みんなはこの人を排除するのではなく、この人から逃げたりするのではなく、今日もこの人といっしょにいる。この人も含めてコミュニティであるという共通の意識が流れているように見えた。

『めぞん一刻』が描いている世界と近いような気がする。ダメな人がダメなまま存在を許される世界。こういう時代があったんだな。この時代の人間と現代の人間の感覚には大きな隔たりがあるような気がする。むかしのほうが幸福だったかはわからないが、より生き物らしかったのは間違いない。

 

246. 神戸 小さなお好み焼き屋

いい回。阪神淡路大震災の影響を大きく受けた神戸・長田。その商店街にある小さなお好み焼き屋が舞台。

晴れた公園でお好み焼きをつまみながらうまそうにビールを飲んで「いつ死んでもいい」と明るく言うおじいちゃん。

家の裏のおばあちゃんとふたりで店に来たちょっと若いおばあちゃん。ふたりとも楽しそうでよかった。

品のいいおばさま「長田には若い人がいない。震災で被害を受けて避難した人は、最初は帰りたいと思っていても住めば都で結局避難先に定住してしまう」そのためある世代からぽっかり空いているという。表面的には復興して街がきれいになっても戻らないものはたくさんある。

11歳少年もよかった。お母さんの「子供がいるから楽しいです」という言葉にじーんとした。この店に息子がしょっちゅう来ているから「あの子来た?」というコミュニケーションができて安心だという。現代ではあまり見られない地域のつながり。

そういう編集がされたのかもしれないが、全体として達観した生死観を持っている人が多かった印象。同じ日本の同じ時代に生きている人にあっても、ある出来事や事件によって一部の地域にほかの地域とすこしちがう価値観が醸造されるというのを映像を通して感じて、すこし驚いたというか、それはそうなのだろうが、そういうことがあるんだな、と思った。

 

せっかくNHKオンデマンドに契約したので100分de名著の過去シリーズも見ている。『平家物語』『河合隼雄』『傲慢と偏見』の回を見た。100分de名著は大学生の頃の一時期よく見ていたが、あらためて見て思ったのは伊集院光すごすぎるということ。もちろんすごい人だというのは知っていたつもりだったが、この番組でのはたらきのすごさは衝撃的だ。番組は、NHKアナウンサーと伊集院光がレギュラーで、題材となる作品・作者について専門家をひとり招き、内容についてわかりやすく解説をしてもらうという構成になっている。専門家の言葉はテレビ向けにわかりやすくチューニングされているのだが、それでもまだ一般視聴者にはわかりづらい概念や難しい用語が出てくることがある。その専門家の解説を受けて伊集院が「こういうことですよね?」と誰にでもわかるような平易な表現、身近なたとえに落とし込んで返すのだが、この伊集院の受けがおそろしく上手で専門家の言っていたことがマジックのようにすんなり理解できるようになる。その打率、マジで10割。当代一。帝王。

河合隼雄(noteで以前書いたが『こころの処方箋』などの著作がある心理学者・臨床心理士)の回で、ある人が気に入らないのはその人のことをうらやましいという気持ちが隠れているからだ、という話があった(こんなありきたりな言い回しではなく、もっとちゃんと説明してくれていたんですが私には再構成できませんでした)。かねてから私は人付き合いのうまい人、だれとでも仲良くなれる人に対して漠然と「気に食わない」「あんなやつ」という感情を抱くことがあったんですけど(ひどい話だ)、これは、やっぱり、うらやましいんだろうな。ほんとはみんなとワイワイなかよくしたいという心があって、でもそれがうまくできないから敵意として現れるんだろうな。おおかわいそうに。だれか彼となかよくしてあげてくれませんか? でも人とあんまり話したくないという感情に嘘はないとも思うんだよな。なにもしゃべらないですけど、みんなチヤホヤして私を必要としてくれませんか?

 

 


案の定リンゴが爆裂に余ったのでジャムをつくることにしました。なんかスマホの画質終わってない? フォーカスがうまく合っていない?

 


あるだけ剥いて切って塩水につける。塩水につける理由は、色がよくなるから? 知らん。

 


あらやだ! すごい量じゃない! もう、おばさんをからかったりしたらダメよ…?

 


砂糖とレモン汁を適当に入れる。

 


冷蔵庫にレモン汁がなかったけどキレートレモンがあったので投入。キレートレモンがレモン汁の代用たりえるのかはわからない。ただ、運を天に任せる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
まぁぜまぁぜすること1時間。いちじかん!?!? マジで1時間かかった。ハァ? アホすぎ。

 

 

 


最高!!! 自分がこたつでゲームしているとき、誰かがこのリンゴジャムトーストを作ってテーブルに置いてくれたらうれしいだろうな程度の味がします。私は自分の可処分時間1時間を使ってまぜ倒しているので、気持ちは均衡しています。

 


クリスマスに彼女から一輪挿しをもらったので、お花を立てている。

しかしちゃんとしたお花を購入しをきちんとお世話するのはたいへんつよい精神力と手間を要するため、そこらへんに生えている草を摘んで立ててみております。

ピンクが生えてるのがホトケノザ、ねこじゃらしはエノコログサ、右下はオオイヌノフグリ、左下アメリカフウロ。

うつくしい飾り方はなかなかわからないけど、でもなかなかかわいいじゃんね。なにせ冬なので道端に生えている草花はすくないけれど、日々きれいにととのえていけたら。

 

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