230319 あっちいってこっちいって落っこちて

　

Shake your body…

　

①きっと何者にもなれないお前たちに告げる

　

①きっと何者にもなれないお前たちに告げる

こんにちは（ご挨拶）

どう？　みんな元気？

オイラはね～～～っ

ぐったりだよね～～～～っ

俺って、何者にもなれないんだなって、最近かなり強く思うんですよね。ヤバ！ イタくない！？ どうしたどうした？ ホルモンバランス大丈夫か？ 甘酒飲むか？

いやさあ、なにを隠そう31歳なわけですけども、ここから何者かになるには、もう、”距離”が足りねえんだよな。助走としてとりうる”距離”が足りない。高く跳ぶためには助走を10代20代のときからつけていかなくてはならない。なまけた～～～～　なまけたな～～～～　しくった～～～～　がんばりが足りなかった。こらえしょうがなかった。30代で花を咲かすには、目標に向かってまっすぐな努力をしなくてはならなかった。それを避けて、なあなあでやってきて、気がついたらもう、アイム オン ザ ロイター板。いまの俺にできるのは垂直飛びだけ。ぴょいんぴょいん。

しくったなあ～～～　俺はプロになりたかった。なんでもいいけど、プロフェッショナルによ。プロはいい。プロは頼られるし、敬われる。なにかにまっすぐ打ち込むべきだった。寄り道せず、北極星のみをみつめて歩むべきだった。でも見てよいまのぼくを（香水）。あっちいってこっちいって落っこちて（ドラえもんえかきうた）。『あっちいってこっちいって落っこちて』だって。ゾッとした。あまりにも示唆。大山のぶ代は3歳の俺に向かってこのことを歌っていたんだ。

いままでもさあ、10代20代、いろんな仕事や、仕事になりうる趣味なんかをさあ、やってきたのよ。森林ガイドやったりさ、ウェブライターもちょっとかじって、いろんな会社つとめて、資格をとったりしてさあ。いろんなことに手を出した。たのしいとこだけつまみぐいして、飽きて。俺、み～んなやめちゃったよ。み～んな。み～～～んな！ いままでやってきたもののどれかでも必死に続けることができていたなら。でも、必死でいつづけられる人のほうが異常なんだろうな。ずっと勃起しているようなもんだ。あ、いけね。女児も読んでるかもしれないな。伝わらないかも。あのね、ずっと勃起するのってすっごくたいへんなんだ。そういうたとえ。ごめんな、むずかしくて（頭ワシワシ）。

なにかに専念する人たちは相応の犠牲を払っている。選択肢に目をつむり、迷い、惑い、恐れながら歩いている。そうして何年もかけ、ようやく手に入れることができるのが専門性。それがプロフェッショナル。な？ 俺は、心地の良いカウチにかけながら、チョコパイ片手に、そういう人たちに対し「いいな～」って言ってるだけ。「プロいいな～」って。バカ。稀代のうつけ。稀代のうつけでもないな。コモン。コモンうつけ。ヤバ！ コモンって言われるのめちゃめちゃムカつくかも！ コモン。俺、コモンなのか？ それを受容できるほど成熟していない。アンコモンであってくれ！ 神様！！

でもみんなこうなんだろうけどな。みんなプロにはなれないまま老いていく。紅白歌手にも、ジャンプ作家にも、すきやばし二郎にもなれないまま死んでいく。違うかも。べつに、トップオブトップに憧れているわけではないな。スターになりたい気持ちはない。俺はなにに憧れているんだ。こういうのは自分のなかでまとまってから書いていくべきだと思うが、まあ、カウンセリングだと思ってつきあってよ。探りの時間だ。さいきん俺はさあ、つとに思うのが、かなり人と話すのが好きじゃない気がしてんだよな。わかんないけど。定量的に人と比べられるもんじゃないから。このまえ、ほぼ引きこもりといえる弟とひさしぶりに話したんだけど、弟は大学時代の友達とボイチャで話しながらゲームやってるって言うんだよな。たいそうびっくり。人と話したくないから引きこもりやってんだと思ってた。友達と話すことをたのしいと思う心は備えているんだな。それと比べると引きこもりではない俺は、友達と会うことすらほとんどない。彼女以外の人間と義務以上の会話をすることがない。あんまりしたいと思わない。職場の人と業務外のコミュニケーションをとるときは、これを義務ととらえている。おもしろいから笑っているのではない。わらったほうが円滑にすすむから笑っている。たのしいから話す、という時間がいまの人生のなかでかなり少ない。ヤバ！ かわいそうくなってきた。こういうのって文字に起こすと悲しくなるな。でも、たぶん、俺は人より人とのコミュニケーションのよろこびを感じる力が弱い気がする。コミュニケーションによる益が損を上回らない。つねに赤字。俺はゲームが好きだけど人との関わりが発生するゲームは好きじゃない。オンラインで人と協力するゲームとか、対戦するゲームとか、どんな手段であれコミュニケーションが発生しうるものはやりたがらない。モンハンですらだれかと協力プレイしたことない。ひとりでハチミツ収穫していたい。だから、仮面のあるなしじゃないな。魂の問題だな。しゃべらないのは、別にたのしいと思わないからなんだよ。嗜好の問題。極力黙っていたい。コミュニケーションが好きな人とコミュニケーションが苦手な人がいる。あんまりこういうこというのも変だけど、俺はある程度まともなコミュニケーションがとれる人間なんだよ。話すとき相手の目を見ることができるし、相手の話を最後まで聞ける。社会に生きているとわかるが、それらがまるでできない人も多い。そのうえで、俺はコミュニケーションが好きじゃないんだよ。逆もいる。まともなコミュニケーションがとれないのに、コミュニケーションが好きな人。これもまた悲劇。いや、そっちのほうがつらいか。ともかく、俺はそのギャップのせいで余計に苦しんでいるのかもしれない。周囲を誤解させている。苦手なら苦手なりの顔をしておいたほうがいい。そのほうがまわりの人も相応の対応ができる。気管が圧迫されてから「俺、そばアレルギーなんです」って言われても。言っといてくれれば。俺はあんまり、話すことないんだよな。人と。俺はインターネットなしでも引きこもれるタイプの引きこもりになれるのかも。かっこよ！ インターネットなしでも引きこもれるタイプの引きこもりがいちばんかっこいいもんな。そんな俺が、社会にあって、ちゃんとお仕事していること。感涙。えらすぎ丸（漁船）。だから、俺がプロになりたいっていうのは、プロはコミュニケーションを減らせるからなんだよな。ひとりで黙々とできる仕事のプロになりたい。だれかに教えを請うたり、判断を仰いだり、調整したりしたくない。でもプロになるまでにはそういう期間が必要じゃん？ だからそこで折れるんだろうな。もう人とお話ししたくないようってなる。

そう、俺は人との関わりを減らすために、もっとがんばるべきだった。自分の心に負担をかけないため、おだやかに過ごすためプロになる努力をするべきだった。おまえは。そんでもう31歳。「あーあ」のひとこと。

そして、俺のなによりよくないところは隣の芝を青く見てしまう心。努力した末にえらくなっただれかと、努力もしないで楽ばかりしている自分を、厚顔無恥にもはかりにかけている。